• • もみ返しとは？

もみ返しとは、マッサージ等で揉みほぐされたり、強すぎる圧による刺激などにより施術された筋繊維が損傷し、痛みが出るようなものをいいます。ひどい時は内出血が起こる可能性もあります。
運動した後に、筋肉痛が起こったりしますが、もみ返しはこの状態に似ています。
もみ返しはマッサージが上手い下手が関係しているわけでもなく同じ刺激量でももみ返しが出る人と出にくい人もいて人それぞれです。

• • 好転反応とは？

好転反応は、手技や鍼など施術を受けた後に身体が悪い状態から良くなる変化をする途中で身体に起こる症状のことです。好転反応は施術した部位や人によって様々ですが、鈍痛や重だるさ、軽い発熱、眠気、吐き気などがあります。
好転反応は、施術後に身体が改善する過程で、血流が良くなり、滞っていた老廃物や疲労物質が流されて身体に急激な変化が起こります。

• • もみ返しと好転反応の違いは？

好転反応は施術をした場所が強く痛みが出るということはなく軽く痛みを感じてもすぐになくなる場合が多いです。
また眠気や身体の重だるさ、発熱などの症状が起きることも多いですが、安静に時間がたてば落ち着いていきます。もみ返しは、施術をした場所が強い痛みを感じます。筋繊維が傷ついて数日経っても痛みが続くことも多いです。

• • 対処法って？

もみ返しで起こる症状は炎症が主なのであまりに痛みが強い場合はアイシングが有効です。お風呂に長く入ったりするのも気をつけた方がいいです。
好転反応で身体に症状がある場合は水分を多く取り血流をよくするようにしましょう。また施術後の飲酒は肝臓に負担をかけて筋肉の修復や身体がよくなる反応の妨げになるので飲酒を控えることをおすすめします。

もみ返しは痛みがあり、なるべく起きてほしくはないですが凝り固まった筋肉の繊維を壊し治癒反応が起こしいい状態にする為に必要でもあります。
当院の筋肉治療は筋肉の繊維方向をしっかり理解し、ただ強く押すわけではなく筋肉に効く刺激を与える手技なのでもみ返しが起きにくい手技になっています。