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お酒と筋肉と

筋肉を痛めたり怪我をした時は早く治ってほしいですよね?
筋肉の修復に気をつけなければいけない事は日常にあります。

    • 飲酒と筋肉

アルコールには利尿作用があります。飲酒をしてアルコールをとることにより体内の水分が減少します。脱水状態になると筋肉の水分も減り、筋肉の修復や成長に必要な栄養がいきわたらなくなります。
またアルコールを摂取すると肝臓がアルコールを分解するために必要なコルチゾールという筋肉のタンパク質を分解するホルモンが増加するため筋肉量が減ってしまう恐れがあります。

    • 飲酒で筋肉が硬くなる?

アルコールを摂取するとアルコールは肝臓でアルコールを分解する酵素によって代謝され、アセトアルデヒドという物質に変換されます。その後酢酸という身体に利用できる物質まで代謝されます。
代謝される過程でビタミンやミネラルが多くつかわれ尿により排泄されますがその排泄される栄養素にマグネシウムがあります。マグネシウムは筋肉を弛緩させたりという役割もあるため、飲酒によりマグネシウムが不足すると充分に筋肉を緩まらず身体が硬くなってしまいます。またマグネシウムは筋肉の弛緩、その反対にカルシウムが筋肉を収縮する働きがあり、マグネシウムを多く失うとカルシウムとのバランスがなくなり筋肉の収縮が強くなり痙攣や筋肉が攣ってしまったり起こる原因にもなります。
治療後や筋肉の症状を感じる場合は過度な飲酒は控えましょう。

    • お酒のいいところ

アルコールは大脳新皮質の働きを鈍くします。それにより、理性を司る大脳新皮質が鈍くなると感情の動きが活発になり、リラックスや楽しいといった気分が良くなったりします。
また消化酵素の分泌を増やし、胃の血流が良くなるので食欲増進や消化がよくなります。
飲みすぎに気をつけて適度にお酒と付き合いましょう。