親指のつけ根の痛み、それ放っておかないで~足の形の崩れが、身体全体に影響する前に~

「歩くたびに親指のつけ根がジンジン痛む…」
「幅の狭い靴が当たって、赤く腫れてくる…」
「だんだん親指が内側に曲がってきた気がする…」
こうしたお悩み、意外と多くの方が抱えています。
足は身体の土台であり、足元のトラブルは膝や腰、姿勢全体にも影響する可能性があります。放置しておくと痛みが強くなるばかりか、歩き方や体のバランスまで崩れてしまうことも。
特に多いのが、足の親指が内側へ向かって傾き、つけ根の骨が出っ張るようになるタイプの変形です。ヒールやパンプス、加齢、長年の歩きグセなどが原因となって、足のアーチ構造が崩れやすくなってしまうのです。
では、こうした状態をそのままにせず、どう対処していけばよいのでしょうか?
まず大切なのは、足のアーチ構造を見直すこと。
足には本来、体重をしっかり支えるための「縦のアーチ」と「横のアーチ」があります。これが崩れてしまうと、骨の配列にもゆがみが生じやすくなり、親指の変形や痛みに繋がります。
当院のアプローチ
当院では、足部の筋肉バランスとアーチ構造に着目した施術を行っています。具体的には、以下のようなアプローチを取り入れています。
親指のつけ根にかかる筋肉の緊張をゆるめる
足裏のアーチを支える筋肉(母趾外転筋など)を活性化
足趾の運動訓練により、正しい踏み込みを再学習
必要に応じて、インソールのアドバイスや靴選びのご相談も
また、足だけでなく膝・股関節・骨盤まで評価することで、「足元の崩れ」がどこまで全身に影響しているかを確認しながら進めていきます。
「歩くたびに痛みが走る」
「立ち仕事のあと、親指のつけ根がズキズキする」
そんな症状がある方は、足の構造の見直しが必要なサインかもしれません。
つらい痛みは、がまんするものではありません。
まずは今の足の状態を正しく把握し、痛みの根本を見つけて、できるだけ早い段階で整えていくことが大切です。
日常生活を快適に過ごすためにも、足元からのケア、はじめてみませんか?