膝のサポーター、正しく使えていますか?

「歩くときに膝が不安でサポーターをつけているけれど、あまり楽にならない」
「立ち座りの動きでズレてしまって、かえって気になる」
そんなお悩み、思い当たることはありませんか?
膝に不安があると、ついついサポーターに頼りたくなるもの。
ただし、つけ方や選び方を間違えると、膝への負担が減らないどころか、悪化する場合もあるのです。
「なんとなく」でつけている方こそ、ぜひ一度見直してみましょう。
膝のサポーターは“支えるための補助具”
膝のサポーターの目的は、膝関節の動きをサポートし、関節や筋肉にかかるストレスを軽減することにあります。
主な役割としては、
痛みのある部分を適度に固定して安静を保つ
曲げ伸ばしの補助をして動作をラクにする
筋肉や靭帯の負担を減らして再発を予防する
といったものがあります。
ただし、正しく使わないと効果が出にくくなるため、装着のタイミングや使い方がとても重要になります。
膝サポーターを使うときのポイント
以下のような点に気をつけることで、サポーターをより効果的に使うことができます。
サポーターの位置は“膝のお皿”に合わせる
→ 上すぎても下すぎてもズレやすく、動きにくくなります。
膝が軽く曲がった状態で装着するのがベスト
→ 立ったまま、自然に膝を曲げた姿勢でつけるのが理想です。
痛みの強い時期は固定力のあるタイプを使用する
→ 少し動けるようになったら、柔らかく薄手のタイプに切り替えていきましょう。
運動や歩行の前後で使い分ける意識を
→ ずっとつけ続けるのではなく、「動くときだけ」「疲労が出やすい時だけ」など、状況に応じた使い方が大切です。膝は日常のあらゆる動作に関わる関節です。サポーターで守りながら、少しずつ“自分の筋力で支える力”を取り戻していくことが理想的です。
当院のアプローチ
当院では、膝に不安を抱える方へ、症状に合ったサポーターの使い方や選び方をわかりやすくご説明しています。
また、膝まわりの筋肉を整える施術や、正しい歩き方・立ち方の指導も行っています。
「つけているのに変わらない」「いつまでつければいいのかわからない」そんなお悩みもお気軽にご相談ください。
その場の痛みを和らげるだけでなく、サポーターが不要になる状態へ導くことを目指して、一人ひとりに合ったアプローチを大切にしています。