肘のサポーター、なんとなく巻いていませんか?

「重い物を持った後から肘がズキッと痛む」
「最近、タオルを絞るだけでも肘がつらい」
そんなお悩みを感じて、肘にサポーターを巻いている方もいらっしゃると思います。
肘は日常生活のなかで意外と酷使されている関節です。
買い物袋を持ち上げる、掃除機をかける、ペットボトルを開ける
そういった何気ない動きの中で、肘には大きな負担がかかっています。
サポーターはその負担をやわらげるための便利な道具ですが、使い方を間違えると、かえって症状が⾧引いてしまうことも。
「何となく巻いているだけ」になっていないか、いま一度チェックしてみましょう。
肘サポーターの役割とは?
肘のサポーターは、主に筋肉や腱の動きを補助し、負担を軽くするためのものです。
スポーツの場面はもちろん、デスクワークや育児、家事でも活用されています。
サポーターには次のような役割があります。
繰り返しの動作で傷んだ筋や腱を休ませる
肘の動きを制限し、悪化を防ぐ
血流を保ち、回復を促す
一方で、装着する位置や締め具合、タイミングを間違えると、サポーターの効果は発揮されません。
場合によっては、動かしづらさや別の部位への負担を生むこともあるため注意が必要です。
正しい使い方のポイント
効果的にサポーターを使うためには、以下の点を意識しましょう。
肘の少し下(前腕)に巻くのが基本
→ 特に物を持つと痛みが出る場合は、肘ではなく筋肉がつく前腕部を軽く圧迫する位置に装着します。
締めすぎない
→ きつく巻きすぎると、血流を妨げて逆に疲れが出やすくなります。
⾧時間つけっぱなしにしない
→ 必要なとき(作業中や運動時)のみにとどめ、休憩時は外すのが理想的です。痛みの出る動作は無理に繰り返さない
→ サポーターはあくまで補助。無理に使い続けると炎症が⾧引きます。
当院のアプローチ
当院では、肘の違和感や痛みに対して、サポーターの正しい位置や種類のアドバイスを行っています。
また、負担が集中している筋肉や関節のバランスを整える施術に加え、肘に負担をかけない動作の工夫や日常動作の見直しもサポートしています。
「サポーターに頼りすぎたくない」「でも、痛みは我慢できない」
そんな方にこそ、再発しにくい身体づくりを目指した当院のアプローチをお試しいただきたいと考えています。