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大人にも起こる“側弯症” 〜背中の痛みや疲れ、年齢のせいだけにしていませんか?〜

「最近、背中が疲れやすい」

「左右どちらかの腰が重だるい」

「前かがみになると、体が傾いていると言われた」

 

こうした症状、もしかすると“成人型側弯症”が関係しているかもしれません。

 

◆成人に起こる側弯症とは?

側弯症というと「成長期の子どもの病気」という印象を持たれがちですが、大人にも発症・進行する側弯症があります。

 

特に多いのが、以下の2タイプです。

 

【進行型の側弯症(思春期からの継続)】

子どもの頃からの軽度な側弯が、年齢とともに悪化するケース。筋力低下や関節の変性により、姿勢保持が難しくなり、角度が進行していきます。

 

変性側弯症(加齢・筋力低下に伴うもの)】

加齢により背骨や椎間板がすり減ることで、左右のバランスが崩れ、徐々に背骨が湾曲していくものです。特に女性に多く、50歳以降から顕著になります。

 

◆日常生活の影響

大人の側弯症は、日常の何気ないクセや筋力バランスの崩れが大きく関わっています。

 

デスクワークでいつも同じ姿勢

左右どちらかに荷物をかける

運動不足で体幹が弱くなる

長年の側臥位(横向き)での就寝習慣

 

こうした“積み重ね”が、背骨に左右差を生み、時間をかけて体のゆがみへとつながります。

 

◆側弯が引き起こす症状

背中や腰の慢性的な疲労感

片側だけの筋肉の張りや痛み

肩こり、股関節や膝の痛み

呼吸の浅さ(重度になると内臓圧迫の可能性も)

 

姿勢が崩れることで、全身のバランスが狂い、別の部位に負担が波及することもあります。

 

◆当院のアプローチ

当院では、以下のようなサポートを通じて、成人側弯症に対しての根本ケアを行っています。

 

姿勢バランスと可動域のチェック

背骨周囲の筋膜・筋肉の硬さの緩和

体幹筋のトレーニング(特に多裂筋・腹横筋など)

左右差の補正を目的とした動作指導・セルフケアの提案

 

側弯の進行そのものを止めることは難しいケースもありますが、進行を緩やかにし、痛みや疲労の軽減は十分に可能です。

 

◆こんな方は一度ご相談ください

以前より体の左右差が気になる

腰や背中の張りが長引く

「年のせい」と思ってケアを後回しにしている

 

姿勢のゆがみは、見た目以上に体に影響を及ぼします。

気になる方は、まずは現在の姿勢や筋力バランスをチェックしてみましょう。

 

「何となくの違和感」が、実は体からのサインかもしれません

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