坐骨神経痛の正しいストレッチ

「坐骨神経痛にはストレッチが効く?」
そのやり方、本当に合っていますか?
「ストレッチしてるのに、あまり良くならない…」
「一時的に楽になるけど、すぐ痛みが戻る…」
そんなお悩みをお持ちの方、もしかしたらストレッチの内容や順番、狙っている部位がずれているのかもしれません。
【坐骨神経痛とストレッチの関係】
坐骨神経痛の多くは、神経の通り道である「筋肉」や「関節」の硬さ・緊張が関係しています。
ストレッチによって筋肉をゆるめ、神経への圧迫を減らすことで、痛みの緩和や動きやすさの改善が期待できます。
しかし、自己流で行って逆に悪化してしまうケースも少なくありません。
【やりがちなNGストレッチ例】
× いきなり強く引っ張る
→ 神経や筋肉を過度に刺激し、かえって炎症を助長してしまうことも
× 無理な前屈・反らし動作
→ 椎間板や神経に負担をかけ、腰やお尻の痛みを強める可能性あり
× 痛みが出る角度で止めずに続けてしまう
→ 「痛気持ちいい」ではなく、「痛い」は危険サインです
【おすすめストレッチ部位】
梨状筋(お尻の深層筋)
→ 坐骨神経と最も関係が深い。あぐらの姿勢で体を前に倒すなどの方法が効果的
ハムストリングス(太もも裏)
→ 長時間座った後に硬くなりやすく、神経を引っ張ってしまう原因に
腰・股関節周囲の回旋ストレッチ
→ 骨盤のねじれや腰部の硬さを和らげ、神経の通り道を整える
※ストレッチは“痛みのない範囲”で、“ゆっくり呼吸しながら”が基本です。
【当院のアプローチ】
当院では、症状の原因を見極めたうえで
「その方に合ったセルフケア方法」をお伝えしています。
・どの筋肉をどう伸ばせば良いか?
・どのタイミングで行えば効果的か?
・どのストレッチは避けた方が良いか?
これらを一緒に確認しながら、無理なくできるケアを提案。
必要に応じて、施術との組み合わせでより高い改善効果を目指します。
「何となくやっているストレッチ」から
「目的に合ったストレッチ」へ。
それだけで、坐骨神経痛のセルフケアは大きく変わってきます。
「どこを伸ばせばいいかわからない」「やってるのに改善しない」
そんなときは、ぜひ一度ご相談くださいね。