靴の外側のすり減りと膝の痛み
靴底のすり減り方によって身体のトラブルがわかる場合があります。またその逆で靴のすり減り方で身体にトラブルが起きます
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- 靴のすり減り方が関係あるの?
体のバランスが整っていて、正しく歩けている場合はかかとの外側と親指の下、母指球辺りが同じぐらいにすり減っていると言われています。踵から着き親指の方に抜けていくのが理想の歩き方です。
外側の踵が極端にすり減りが強かったり内側がすり減っていたりで今後起きる症状や抱えるトラブルがわかる可能性があります。
今回は一般的に多く見られる踵の外側のすり減りが強い場合を説明します。
靴のかかとの外側に向かって斜めにすり減っている方はO脚、ガニ股、で歩く癖のある人が多いです。
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- どんなトラブル?
若いうちからこのようなすり減り方をしてると将来的には膝の変形が起こり変形性膝関節症になる可能性があります。
体重が膝の内側に集中するようになり膝の内側の軟部組織がすり減り、炎症をおこしやすくなります。踵の外足のすり減りがある靴を履き続けていると歩き方も改善されず悪循環になります。足の着き方も不安定なので足首の捻挫をするリスクも高くなります。
親指を上手く使うことができず外反母趾になる可能性もあります。
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- どうすればいいのか?
① 踵から親指に向かって歩く。
② 大股でゆっくり
③ 肘を後ろにしっかり引く
④ 顎を少し引く
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- 整骨院で出来ることは?
① 歩き方の指導
② 歩行時に緊張をさせられている筋肉の緊張緩和
③ 日頃意識できず筋力低下している部分の促通
これらのことを繰り返します。