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腸脛靭帯炎 別名(ランナー膝)

コロナ禍になった事で、リモートワークになり身体を動かす頻度が減ってきてはいませんか?
運動不足で悩んでいる方が多くなったかと思います。
それに伴い、ランニングやウォーキングをする人もちらほら見かけます。
運動習慣がなかった人が急に身体を動かした事で引き起こす症状が多い中で今回は膝の周囲の症状である腸脛靭帯炎(ランナー膝)についてお話しします。
ランナー膝は、主にランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称です。

症状として、
* 膝の外側が痛い
* ランニング後に痛みがある(初期)
* 腸脛靭帯の走行に痛み
ランニング中は痛みが少ない人が多いですが続けていると次第に痛みが増強して、痛みが簡単に消失しなくなります。

原因として、
膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靭帯が膝の大腿骨外顆(がいか)と擦れることにより炎症を起こし痛みが出ます。
特にマラソン(長距離)、バスケ、自転車、サッカー選手に多いです。
種目というよりかは同じ動作を繰り返し行う(オーバーユース)スポーツに多いです。

    • なぜランニングによる怪我が多いのか?

腸脛靭帯は大腿骨の外惻を下行し、大腿骨外惻上顆を超えて、脛骨粗面の外惻に存在するガーディー結節に付着する固い結合組織の被膜です。
そのため股関節と膝関節運動を制御する機能を持つのでランニング動作で膝を曲げ伸ばしする際大切な役割をしています。
ランニング中は細かくすると2度の屈伸運動を行っています。
そのため、走行などで素早い屈伸運動が繰り返されると大きな摩擦力が働くため炎症が起こります。
また走行時に膝の内反が増強し、下腿内旋が増強する場合、腸脛靭帯もしくは腸脛靭帯直下に位置する脂肪体への圧迫ストレスが増強する事から、腸脛靭帯炎になります。

大臀筋から腸脛靭帯、その深層の外側広筋の施術が必要!

外惻広筋は大腿外惻を広く覆う大きな筋肉であり、筋膜に覆われています。大腿筋膜の最も厚い部分に腸脛靭帯が位置します。
緊張が亢進すれば大腿筋膜の緊張も亢進するので外惻広筋を包む区間が緊張し圧縮ストレスにより痛みが生じるとされているので外惻広筋の柔軟性の改善は治療に有効とされていますので筋肉治療をおすすめします。