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脊柱側弯症の方の治療って

背骨が左右に曲がってしまうのが側弯症です。
生まれつきや成長過程で側弯が起き悩まされるかたもいると思います。

    • 脊柱側弯症って何か

背骨が左右に湾曲し、曲がるだけでなく背骨がねじれてしまう状態のことをいいます。頻度は非常に少なく特に思春期の女性に多くみられます。先天性や後天性では感染症や病気により側弯症が起こるケースもあります。
原因のわからない突発性側弯症と呼ばれるものもあり大体は突発性側弯症の方が多いといわれています。

    • どんな症状がおこる?

外見では肩の高さの左右差や捩れによる背部や腰部、肋骨の突出などがみられます。
また変形のある骨の周辺の筋肉の緊張や凝りによる痛み、変形の強い場合は脊髄の障害が起き神経症状も起こる場合があります。
外見の変形や可動域制限、痛みがストレス因子にもなります。

    • 側弯症って治るのか?

装具治療と手術があります。
側弯が中程度の場合は、進行を防ぐたむに装具をつけます。成長が止まり、骨が成長し側弯の進行がなくなってきたら装具の時間を減らしていきます。
側弯が高度な場合、または装具でも進行してしまう場合は手術となり骨を固定したりします。

    • 整骨院にできることは?

残念ながら整骨院では骨の手術や装具による固定はできません。側弯症により曲がってしまった骨を治す事は難しいです。ただ側弯症に起因する症状にアプローチできます。左右の肩の高さに差が出来ることで肩こりが強くなったり曲がった骨により伸長、短縮した起立筋の腰痛、片方に荷重がかかり負担になってしまう膝の痛みや股関節痛など曲がった脊柱を支えるために筋肉に負荷がかかることから、慢性的な痛みやこりに対しての治療、また進行を予防するためのストレッチや運動指導など保存療法をしていく上で有効です。

肩の痛み 男性 イラスト