筋肉の基本 筋線維とは?
みなさん夏に向けて身体のトレーニング頑張っていますか?
ただ何も考えずに筋トレをすると効率が悪いとされています。
今回は筋線維について考えます。
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- 筋肉とは
筋肉とは細い筋線維が集まってできたものを言います。
筋肉は線維が伸び縮みする事で関節を動かし私たちの身体は動いています。
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- 筋肉痛は何?
運動をした次の日に筋肉痛が起きるのは筋繊維に負担がかかり部分的に繊維が切れてしまっています。
切れた線維はサイトカイン(タンパク質)を使い自ら治癒します。
この時、次同じ力がかかって負担がかからないように元の筋線維より太く強くする働きをします。
これを超回復といいます。
トレーニング→筋肉痛→超回復→筋肥大→トレーニング
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- オーバートレーニング
毎日トレーニング(ランニングetc)する人が
超回復する期間を取らないと筋線維は太く再生しにくくなってしまうので毎日ではなく週3日くらいの運動が望ましいとされています。
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- 身体を動かす以外の筋肉の働き
•体温を上げる
冬場に寒い時身体を震わせているのは脳からの指令による震えです。
これにより筋肉を使い血管を収縮をする事で身体の熱を生み出しています。
•骨の強度を上げる
筋肉により関節を動かしたりする事で骨に刺激が加わり骨芽細胞が反応して骨の強度が増して強く折れにくくなります。
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- 肉離れとは?
自家筋力により筋肉繊維が大きな範囲で切れてしまう事です。
筋肉痛とは違く、身体に力が入りにくいほどの激痛があります。
特に力は強い脚周りの筋肉である下腿〜大腿に欠けて怪我をする人が多いです。
初見は筋腹が凹んでいて徐々に腫れて熱を帯びます。
早急に脚を心臓より高くした状態で冷却(アイシング)を行い炎症をおさえましょう。
また重症の場合手術になる方もいます。
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- 骨格筋以外の筋肉
平滑筋 (臓器、血管)
胃や腸を動かす事や血管の壁を作り上げます
自分の意思では制御できない。
※一定の運動
心筋 (心臓)
心臓のみ存在する筋肉
心臓の網目状の筋肉を作る
※不規則に動くことができる
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- 肩こりと筋肉の関係性
肩のこりの箇所に触るとすこしもりあがりがあると思います。
もりあがりの正体は、筋線維が収縮して老廃物がたまり筋浮腫(むくみ)・緊張があるからです。
肩こりはストレス、体の冷えでも症状を感じやすくさせます。
また肩コリにより血管が過度に収縮する事により血液循環が悪くなり身体全体に酸素が届かず老廃物が蓄積して悪循環です。
コリが慢性化するとストレッチや温浴だけでは取りにくくなります。
施術+肩甲骨を動かすことが大事なのでケアを日々心がけましょう。