投げる・打つ・振る──そんな動作がつらくなっていませんか?

「野球やバレーのあと、肩がズキッとする」
「スイングやスマッシュの動きが怖くて思い切りできない」
こんなお悩みを感じながら、肩にサポーターを巻いてスポーツを続けている方はいませんか?
肩は「自由に動かせる関節」である反面、とても不安定な構造をしています。
特にスポーツの場面では、大きく腕を振る・瞬間的に力を加える動作が多く、肩への負担は非常に大きくなります。
そのため、痛みや不安を感じる場面では、肩のサポーターが有効なサポートアイテムとなります。
しかし、使い方を間違えると動きを制限しすぎたり、逆に筋肉の働きを妨げることも。
「ただつければ安心」ではないのが、肩サポーターの難しいところです。
肩サポーターの役割とは?
肩のサポーターは、肩まわりの筋肉や関節の動きをサポートし、負担を軽減することを目的としています。
スポーツ用のものには次のような効果があります。
大きな動きの中でも肩関節を安定させる
衝撃をやわらげて、ケガの再発を防ぐ
筋肉の無理な動きを抑えて、炎症を悪化させないようにする
また、肩が抜けそうな不安感(不安定感)がある選手にも、安心感を与えてくれるという意味で非常に有効です。
ただし、競技や体格に合っていないものを使うと、かえって動作を制限し、フォームが崩れる原因になることもあります。
正しく使うためのポイント
肩サポーターを効果的に使うためには、以下の点を押さえておきましょう。
肩の動きを“完全に固定”しないタイプを選ぶ
→ スポーツ向けには、あくまで“サポート”する柔軟性のある設計が最適です。
肩甲骨の動きを妨げない構造を選ぶ
→ 肩だけでなく、肩甲骨も一緒に動くことでスムーズな動作が可能になります。
競技ごとの動作に合った設計を意識する
→ 投球が多い方、ラケットを使う方、コンタクトの多い競技では、それぞれ適した形があります。
“つけなくても動ける肩”を目指して並行してケアする
→ ⾧期的には、筋肉の柔軟性や関節の安定性を高めることが重要です。
当院のアプローチ
当院では、肩に不安を感じるスポーツ愛好家や学生アスリートに対して、サポーターの正しい使い方や選び方のアドバイスを行っています。
また、肩まわりの筋肉や関節の動きに着目した施術や、フォームの見直しや筋力バランスの調整といったケアにも力を入れています。
「サポーターがないと不安」「でも、つけると動きが制限される」
そんなジレンマを感じている方には、道具に頼りすぎずにプレーできる身体づくりを一緒にサポートいたします。
無理せず続けられる競技生活を目指して、一人ひとりの競技特性や身体の状態に合わせたアプローチを大切にしています。