意外と知らないテーピングの効果
スポーツ中継や相撲中継を観てたりすると試合中に手首や膝など、テーピングを巻いているのをよく見ると思います。
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- テーピングの目的
1.応急処置
怪我をしてしまった直後に痛めた部位を動かさないように固定をし、安静に保つために巻く。
足首の捻挫など
2.外傷の予防
怪我をしてはいないが、巻いた部位を怪我しないように巻く。
バレーボールなどの突き指防止など
3.再発予防
以前に怪我をした部位に対し、同じように痛めないように防止するために巻く。
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- テーピングの効果
1.関節の固定、制限
関節の動きを制限することで、靭帯などへの牽引張力を減らし特定の動きに制限をかけ、ほかの動きには制限をかけないようにし、痛みを感じないようにします。
どの動きを制限しそれ以外の動きを制限せずに貼る所や方向、強さを決めます。
2.痛みを和らげる
関節を固定して痛みがでる可動域への動きを制限することによって痛みを和らげ安静にすることができます。
3.筋肉の動きのサポート
筋肉に沿って貼ると筋肉を圧迫し運動時の筋肉のブレを抑えて疲労が溜まりにくくなったり、筋肉の収縮を助けて動きをしやすくしたりします。
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- テーピングの種類
ホワイトテープ
伸びないので固定力が強く関節の運動を制限するのに優れる。
伸縮テープ
布地で伸縮性と強度があるテープ。
可動範囲の大きな部位をスポーツなどで動かす場合に使用されたりする。
自着生テープ
肌には着きにくくテープ同士でくっつくテープ。伸縮性もあり固定もでき肌に着きにくいので頭部や体毛が多い所に使用される。
キネシオテープ
筋肉のように伸びがあるテープ。
筋肉に沿って貼ることで動きをサポートしたり血液の循環を促します。
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- テーピングの注意
テーピングを強く巻き過ぎてしまうと血流が悪くなり循環障害が起こる可能性があります。
圧迫の加減を気をつけテープが食い込まないようにしましょう。
またテーピングを皮膚に直接貼る場合、かぶれが出てしまうことがあるため皮膚が弱い方はアンダーラップを巻いたり対策をしましょう。