不良姿勢からの胸の前の痛み。肋軟骨炎って知ってる?
デスクワークや長時間携帯を見ていたりした際に胸の前の骨辺りが痛くなったりパキッと音がして痛みが出たりしたことないですか?
肋軟骨炎かもしれません。
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- 肋軟骨炎とは
胸骨という胸の真ん中の骨とそこに繋がる肋骨の間の肋軟骨に炎症が起き、痛みが出たり酷い場合は腫れたり発赤がでたりします。肋骨の間の肋軟骨の2〜5番目の胸骨から肋骨の間の肋軟骨にかけて痛みが出ることが多く、肩や腕に痛みを感じる場合もあります。
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- どんな症状?
慢性的な鈍痛や呼吸や運動時にズキっときたりなど症状は様々です。胸を開いたり丸まったり胸郭の動きに伴って痛みがでます。
肩や腕、背中等に放散痛も起こる場合があり、肩凝りや腰痛にも感じることがあります。
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- 原因はなにか?
胸骨と肋骨の間の肋軟骨の間に存在する肋軟骨の慢性炎症により症状が出ると言われます。炎症の原因は、外傷(胸部の打撲など)やスポーツなどの動き、重い荷物の繰り返しの同じ動きなど原因と言われます。
ただ最近は不良姿勢から起きる肋軟骨炎が多いです。
デスクワークや携帯を見る姿勢の時に猫背で背中が丸くなる姿勢を長時間とると、肩甲骨が開き肩が前方に偏位します。すると胸骨部に肋骨の間の肋軟骨の圧がかかり慢性的に続くと炎症が起きてしまいます。
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- どうすればいいか?
繰り返しの動きが原因の場合は安静にし炎症が強い場合はアイシングをしましょう。
不良姿勢が原因の場合は姿勢改善、胸骨に圧がかからないように胸を開き顎を引きましょう。また胸骨や肋骨の間の肋軟骨に付着する大胸筋や小胸筋の筋緊張が強いと痛みが改善されにくいのでストレッチやマッサージが有効です。