Information

症状別の情報

HOME > >

デスクワークでテニス肘??

デスクワーク作業が増えて肘の外側部に痛みがでてきた方いませんか?

それテニス肘上腕骨外側上顆炎)かもしれません。
え?テニスしてないのに?

    • ①なぜ肘の外側に痛みがでたのか?

キーボードをうつ際に手首を上にあげてタイピングしていると思います。
腕がデスクに置けて楽なのもそうですが、手首を上にあげるほうが
タイピングしやすく指の力がはいりやすいのです。

雑巾をしぼる際に、手首を上にあげるほうが握りが強くなるのはそのせいです。
つまり筋肉をある程度伸ばしたポジションに固定してあげることにより指を曲げる力がはいりやすいです。
ダーツを投げる姿勢を考えてもわかりやすいかと思います。

手首を上にあげる筋肉は肘の外側からつながっており、長時間の作業により肘の外側に痛みがでたと考えられます。

    • ②この痛みの原因とは?

手首を上にあげる主要な筋肉に短橈側手根伸筋総指伸筋尺側手根伸筋等があります。
このうち短橈側手根伸筋・総指伸筋は一緒になって肘の外側についており(共同腱)
手首を上にあげる力が高まりやすく肘の外側部に牽引・摩擦がおこり
そこにあるクッション部分(腕橈滑液包)に炎症がおきたことが原因と考えられます。
まだまだ他に原因はありますが代表的なものと思ってください。

    • ③セルフアプローチ(中指ストレッチ)

炎症がおきた際は、とにかく安静にすること筋肉の活動をおさえるバンドで
固定・上記の筋群のリリースや全体的に身体をみなければなりません。

テニス肘の症状のでる方は手首の回旋(ひねり)動作が低下している方が多いのも特徴です。
つまりは肩甲骨に問題があるかもです。

    • おまけ④デスクワーク姿勢による肩甲骨の位置関係

腕を前にだして手のひらを下にしていると肩甲骨は上にあがり外にひらいていきます。

手のひらを上にむけると肩甲骨がさがる位置になります。

デスクワークによる手の位置だけでどれだけ首から肩の筋肉を緊張させているかわかりますよね。