サルコペニア(筋力低下)とは?
加齢と共に筋力が衰えるのは当たり前のことです。 病院などで筋力低下が原因です等皆さん言われたことがあると思います。
-
- サルコペニア(筋力低下)って
サルコペニアは、加齢や病気により、筋肉量が減ったり、物を掴む力や下肢・体幹の筋肉が落ち、歩行速度が遅くなったり、ふらつく、杖や階段の昇り降り時に手すりが必要になったりするなど身体機能の低下が起こることも言います。
サルコペニアは加齢が原因で起こる一次性サルコペニアと加齢以外にガンや糖尿病などの病気が原因である二次性サルコペニアに分類されます。
-
- なぜ起こるのか?
筋肉の量は筋の合成と分解がくり返し行われることによって維持されています。筋の合成に必要な因子が少なくなったり、筋の分解が筋の合成を上回ったとき、筋肉量は減少します。
加齢により、筋肉の増加に関係するホルモンの減少・筋肉を働かすために必要な細胞がなくなったり、細胞の機能障害が生じることと栄養不良や病気などによる筋萎縮の要因が合わさってサルコペニアになります。
-
- 防ぐ方法はあるの?
1つは栄養を十分に摂ることです。筋肉の材料となるたんぱく質をつくるためには、アミノ酸が必要になります。
アミノ酸は筋肉のエネルギー代謝や合成に重要な役割を果たすことが知られています。特にBCAAです。体内でつくることができない必須アミノ酸の一種であり、食事から摂取する必要があります。BCAAの一種であるロイシンはたんぱく質の合成を促し筋肉量を増加させ、筋肉の委縮を改善するといわれます。
鶏肉、大豆、牛乳などに多く含まれます。
他にもタンパク質やカルシウム、ビタミンDも摂ることを意識しましょう。
2つ目は運動です。
特に衰えやすい下肢を中心にスクワットやつま先立ち、足踏みなど動かしながらのトレーニングが重要です。
回数とかではなく無理なく疲れたら休み繰り返し出来るだけ多く行いましょう。