指をよく使う作業をしていると指がかくって引っかかる感じありませんか？
ばね指かもしれないです。

• • ばね指って

いわゆる指の腱鞘炎みたいなものです。
筋肉と骨に繋がっている腱とそれが通るトンネルにあたる腱鞘のところで炎症が起き手のひらの指の付け根に痛みが生じます。放っておくと腱や腱鞘が腫れて腱がうまく動かなくなり、トンネルを腱が通りにくくなり引っかかりや、かくっとした動きが見られるようになります。

• • なんで起こるのか？

日常で手や指を酷使している人は、腱と腱鞘に常に負荷がかかっているため、炎症が起こりやすくなり特にキーボードやマウスの操作、最近ではスマホなどの使いすぎがばね指の発症の原因となりやすいと考えられています。
また更年期や妊娠・出産などでホルモンバランスが乱れる女性や、糖尿病、関節リウマチなどを抱えている人にも多く見られます。

• • どうすればいいの？

症状が軽い場合は指を使い過ぎるのを避け、安静にすることで症状が軽減することもあります。
患部に負担をかけないために、サポーターやテーピングなどで関節を固定することもあります。
また指の動きに使う筋肉は主に肘から下の前腕の筋肉です。筋肉の緊張や凝り固まっているとばね指の症状が改善しにくいのでマッサージやストレッチも有効です。
症状が酷く日常生活に支障をきたす場合はステロイド注射による治療や場合によっては手術が必要な場合があります。