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手首のサポーター、本当に効果的に使えていますか?

「最近、パソコンやスマホの使いすぎで手首がつらい」

「料理や育児をしていると、手首に違和感が出てくる」

そんなふうに感じて、手首のサポーターを使い始めた方も多いのではないでしょうか。

 

日常的に手を使う動作は多く、手首への負担は気づかないうちに積み重なっています。

サポーターはその負担を軽くするための心強い味方ですが、正しく使えていないと本来の効果が発揮されません。

 

「なんとなく巻いている」「少しきつめにしておけば安心」…そんな使い方、していませんか?

 

手首のサポーターは“動かしすぎないための補助具” 手首は、細かく・頻繁に動かす部位のひとつ。

筋肉や腱の使いすぎによって炎症が起こると、安静にして回復を促すことが大切になります。

 

そこで役立つのがサポーター。主な役割は以下のとおりです。

手首の余分な動きを制限し、安静を保つ

作業時の衝撃やねじり動作から守る

温めて血流を促し、回復を助ける

ただし、装着の仕方や強さ・タイミングを間違えると逆効果になることもあります。

 

正しく使うためのポイント

手首のサポーターを効果的に使うために、以下の点を意識しましょう。

 

痛みのある部分を中心に、手のひら側までしっかり巻く

 → 手首だけでなく、手のひらの下部まで支えることで安定感が増します。

締めすぎない

 → 指先がしびれたり、冷たくなる場合は強く締めすぎです。少し余裕のある装着が理想。

⾧時間の装着は避け、必要なときだけ使用する

 → 常に巻いていると、筋力の低下や関節の動きの悪化につながる恐れがあります。

水仕事や入浴中は外す

 → サポーターが湿ると、衛生面だけでなく装着感も悪くなります。

 

当院のアプローチ

当院では、手首に不安を抱える方に対して、サポーターの正しい使い方や装着位置の確認を行っています。

また、手首を使いすぎた筋肉への施術や、日常動作の見直し指導も合わせて行っています。

 

「つけていても楽にならない」「逆にだるさが増した気がする」そんな場合は、身体の使い方そのものに原因があることも。

当院では、サポーターだけに頼らず、手首にかかる負担そのものを減らしていくアプローチを大切にしています。