成⾧期の“かかとの痛み”にご注意を

運動好きな小中学生に多いお悩みとは?
「最近、かかとが痛いって言ってて…」「走ると痛がるようになってきました」このような声、実はとてもよく聞かれます。
成⾧期のかかとの痛みは、単なる疲労や打撲とは限りません。
なぜ“かかと”が痛くなるの?
成⾧期の体は、骨が急速に伸びていく一方で、筋肉や腱の柔軟性は追いつかないことがあります。
特にスポーツをしているお子さんは、ふくらはぎの筋肉が硬くなりやすく、
その結果、アキレス腱がかかとの骨(踵骨)を強く引っ張る状態に。
この繰り返しの負荷が、かかとの成⾧軟骨に炎症を引き起こし、痛みや違和感として現れるのです。
これが「成⾧痛」と呼ばれるものの一種です。
こんな症状は要注意!
スポーツ後にかかとを痛がる
走ったりジャンプで痛みが出る
かかとの下を押すと痛がる
朝の一歩目で強く痛む
放っておくと⾧引くことも多く、
運動パフォーマンスの低下や姿勢の乱れにつながるケースもあります。
当院のアプローチ
当院では、まずふくらはぎや足裏の筋肉の状態を丁寧にチェック。
痛みの原因となっている筋緊張やバランスの崩れに対して、やさしく筋肉をゆるめる施術を行います。
加えて、以下のような対応を行っています。
成⾧期に合わせたストレッチやセルフケアの提案
足首・膝のバランス(アライメント)の確認
運動内容や頻度の見直しのアドバイス
必要に応じてインソールの提案
「痛いけど、がまんすれば…」と無理をさせてしまうと、症状が慢性化したり、他の部位へ負担がかかることもあります。
痛みは、体からの大切なサイン成⾧期だからこそ、早めにケアしておくことが、
将来のケガや慢性的な痛みの予防にもつながります。
お子さんが「かかとが痛い」と訴えたときは、まずは無理をさせず、お気軽にご相談ください。
一人ひとりの成⾧段階や運動状況に合わせて、丁寧に対応いたします。