水分不足と体の不調

「暑さでぎっくり腰が増える?」
実は、水分不足が大きく関係しています。
梅雨明けから夏にかけて、ぎっくり腰(急性腰痛)のご相談が急増します。
その理由の一つが、意外にも「脱水・水分不足」なのです。
【水分不足がぎっくり腰を招くメカニズム】
水分は、筋肉や関節・椎間板にとって非常に重要な存在です。
汗をかく機会が増える夏場、体内の水分量が減ると――
◆筋肉の柔軟性が低下
◆関節や椎間板のクッション性が低下
◆血流が悪くなり疲労物質が蓄積
◆筋肉や腱の反応速度が鈍くなり、動きがぎこちなくなる
このような状態で重い物を持ち上げたり、急に立ち上がったりすると、腰に強い負荷がかかり、「ぎくっ」とやってしまうのです。
【こんな方は要注意!】
☑ エアコンの効いた室内で水分をあまり摂らない
☑ 冷たい飲み物を避けて水分をとる回数が少ない
☑ コーヒー・お茶など利尿作用のある飲み物ばかり飲んでいる
☑ 汗をあまりかかないから脱水ではないと思っている
☑ 「腰が重い・硬い・違和感がある」と感じる日が増えている
実は、軽度の脱水でも筋肉や関節の動きに影響が出てきます。
【当院のアプローチ】
当院では、ぎっくり腰の痛みを和らげるだけでなく、「なぜ起きたか?」を明確にし、再発を防ぐ施術と指導を行います。
・炎症や筋緊張の状態に応じた手技と電気療法
・硬くなった腰周囲の筋膜・筋肉をやさしく緩めて可動域を改善
・骨盤や股関節との連動をチェックし、再発予防へ
・水分補給の質とタイミングのアドバイス
・姿勢・生活習慣の見直しとセルフケア指導
「一度ぎっくり腰になると癖になる」と言われるのは、根本的なケアがなされないまま過ごしてしまうことが多いからです。
【夏のぎっくり腰、早めの対処が大切です】
ぎっくり腰は突然やってきますが、その“土台”は日々の小さな習慣から作られます。
特に夏場は、体の水分バランスが崩れやすい季節。
違和感を感じたら、無理に動かさずに、早めにご相談ください。
当院では、痛みのケアはもちろん、再発防止に向けたサポートを丁寧に行っていきます。