低気圧による身体への影響
皆さん気圧が身体への影響に深く関わっていることはご存知でしょうか?
最近急激に外気温が下がってきましたね。その影響で当院でも身体の状態が悪くなり来院する患者様が多くいます。
天気が悪いと頭痛がする、膝が痛くなるなど色々な症状があるかと思いますがなぜなのでしょうか?
今回はそれについて考えます。
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- 気圧とは?
気圧とは簡単に空気の圧力のこと、天気予報でよく耳にする[気圧]私達の身体は普段全方位から気圧を受け内部からその圧を押し返して生活しています。
たとえば、山に未開封の袋に入ったポテトチップを持っていくと膨らんでパンパンになった経験はありませんか?これは高いところは外からの気圧が弱まるので内部の圧力が勝ることで膨らむという事。
人間の身体もポテトチップのように日々気圧の変化をうけています。
また人間の身体は複雑に構成されており単純に膨らむという事だけではありません。
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- 人間の気圧センサー
人間の気圧を測るセンサーは耳の1番奥にある内耳(ないじ)という器官で気圧を把握しています。
内耳は脳の自律神経にその情報を送る事で頭痛を起こしたりめまいを起こさせます。
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- 筋肉と気圧
気圧は筋肉にも影響を与えます。
例えば気圧が上がる事で身体の外からの圧力が高まり体内の血管が圧縮します。それにより筋線維への血流が滞り筋肉に酸素や栄養が行き渡りにくくなります。寒い時期に腰が痛くなるのはこれが原因です。
寒い時は身体を温める事をおすすめします。
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- 身体がおかしいと思ったらお風呂に入ろう!
お風呂の湯船は身体への負担を減らす3つの効果が期待できます。
1.温熱作用
血管が広がり血行が良くなります。
37°くらいと長時間入れる温度でゆっくり浸かりましょう。
2.浮力の作用
お風呂の中は体重が1/10になります。これは浮力によるもので関節や筋肉に負担が減ります。
3.静水圧の作用
水深1mにつき0.1気圧ずつ水圧が上がります。
これを利用して末梢(まっしょう)から心臓へ血液のポンプの作用を良くする効果があります。
気圧が低くなり、気温が急激に下がると下記の症状がでてきたりします。
そうです、、、ギックリ腰です。
わりかし運動をしたりしている方でもおこります。
① 腰の骨ギワに違和感
② 腰を曲げるのが怖い
③ 足をあげるのを少しかばっている
④ ピキッいきそう
⑤ 腰の緊張がぬけない
とりあえず当院に来て腰の緊張をぬきましょう!
そのかばっている動作をとりましょう。