アスリートじゃないのにジャンパー膝?
激しい運動をしていなくても膝の痛みを訴える人が最近多くなっています。
膝の痛みは種類が沢山ありますが今回はジャンパー膝(膝蓋腱炎)について話します。
ジャンプ動作を行うスポーツをする人に多くみられることから、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)といいます。
大腿骨と膝蓋骨、または脛骨と膝蓋骨をつなぐ膝前方の腱が炎症を起こし、膝のお皿の下に痛みを感じます。
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- なぜ痛くなるのか?
1 使い過ぎ
ジャンプや走ったり長い時間歩くなど膝関節を繰り返し曲げ伸ばし、膝関節の膝蓋腱に過度な伸張ストレスが加わり腱組織が損傷し炎症起きることでなります。
2 大腿四頭筋の筋緊張
膝を曲げ伸ばしする時に太ももの筋肉は収縮しますが、太ももの筋肉が硬いと、膝蓋腱はより強く引っ張られてしまうので損傷を受けやすくなります。
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- アスリートじゃないのに痛いのは何故?
最近はデスクワークでの長時間の座り仕事が原因で来院される方が多いです。
椅子に座っている時、膝を伸ばさず曲げていることで大腿四頭筋に長時間屈曲姿勢が強いられ緊張します。大腿四頭筋の緊張が強くなる事で膝蓋腱の滑走が悪くなり膝を動かしたりした時に痛みが生じてしまいます。
長時間のデスクワーク中でも曲げ伸ばしをしたり、少し歩いたり動かすようにしましょう。
また大腿四頭筋のストレッチやマッサージなども効果的です。